FC2ブログ

プロフィール

dkazenokai

Author:dkazenokai
私たち「みやぎアクション」は、女川原発の再稼働を許さない!という思いで、集まり行動するゆるやかなネットワークです。

 私たちは2011年3月11日の震災後に起こった福島原発の爆発で、自然界には存在しない放射性物質を浴びました。
子どもたちは直接の被曝のみならず、汚染されてしまった環境によって、これから長い年月にわたり放射線を被曝し続けることになってしまったのです。

福島原発の爆発から2年以上たちます。
福島県では除染も思うように進まず戻れない人々、
年間1ミリシーベルトを超える環境で暮らさざるをえない人々が沢山います。
原発からは高濃度の汚染水が今も海に流れ続けています。
 震災当時、女川原発の被害状況はほとんど報道されませんでした。しかし女川原発でも、大規模事故につながりかねない危機的事態が発生していたことがわかってきました。

私達は福島原発事故後、県内で行動を起こした多くの個人や団体が“ゆるやか”につながって、次の課題に取り組んでいきます

1、女川原発の再稼働反対―廃炉を目指す取組
2、福島原発事故による放射能汚染に対する取組

  • 11/12・女川原発再稼働、生煮えの「地元同意」 拙速な知事判断、強引さも目立つ・他

■11月12日
<報道・河北新報より>

女川原発再稼働、生煮えの「地元同意」 拙速な知事判断、強引さも目立つ
 【解説】東北電力女川原発2号機の再稼働を巡り、村井嘉浩宮城県知事が東日本大震災の月命日に表明した「地元同意」は、消極的な容認の積み重ねにすぎない。政府から3月に再稼働への同意を要請されて8カ月。過酷事故を起こした東京電力福島第1原発の隣県として、人命と財産を守るべき県政トップとして、あまりにも早計だ。
 2号機は震災の揺れと津波で被災し、福島第1原発と同じ沸騰水型炉でもある。安全性について、より慎重な検証が求められるはずだが、原子力規制委員会の審査合格と、それを追認した県有識者検討会の報告を基に結論を急いだ。
 重大事故時の広域避難計画の実効性も課題山積。立地2市町が求める避難道路の確保、原発30キロ圏の約20万人を受け入れる県内31市町村の不安など枚挙にいとまがない。
 「原発がある限り事故の可能性がある」。村井知事は避難計画の改善を続ける必要性を繰り返すが、東北電の安全対策工事が2022年度まで続く中、なぜ生煮えのままゴーサインを出すのか。
 村井知事が意見をまとめる際の強引な手法も目立った。9日の市町村長会議は反対派だけでなく、賛否に悩む首長もいたが、知事は会場の拍手をもって「総意」とし、わずか2日後に同意。単なるセレモニーにおとしめた。
 再稼働を容認した女川町議会、石巻市議会、県議会も「もろ手を挙げて賛成の人は少ない」(ベテラン県議)。「原子力エネルギーは国策」を言い訳に「やむなし」との声が大勢を占めた。本音ではない、妥協の産物による拙速な決断は将来に禍根を残しかねない。
(報道部・布施谷吉一)
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20201112_04.html


■11月12日・河北新報より

宮城知事、女川原発再稼働に同意 福島第1と同型で初
 村井嘉浩宮城県知事は11日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働に同意すると表明した。須田善明女川町長、亀山紘石巻市長と同市内で3者協議後、記者会見で明らかにした。近く梶山弘志経済産業相と会談し、正式に伝える考えで、再稼働を巡る「地元同意」の手続きが完了する。
 東日本大震災の揺れと津波で被災した原発で、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型炉の再稼働への地元同意の表明は全国で初めて。
 3者協議は非公開で約30分行われた。記者会見で村井知事は電力の安定供給の重要性や原発の安全性を認めた上で、「東北電や国にしっかりと対策するよう求めることを(3者で)確認した。苦渋の決断だった」と述べた。協議の直後、梶山経産相に電話で同意の意思を伝達したという。
 知事と2市町長は、東北電との安全協定に基づき、施設の新増設や変更に対する「事前協議」に了解する方針も明らかにした。
 須田町長は、重大事故時に避難路を兼ねる道路整備に、県が前向きな姿勢を示したと評価。「原発の安全と防災対策の実効性向上が(事前了解の)前提だ」と強調した。亀山市長は「原発を視察し、安全性を確認した。(再稼働を容認した)市議会の意思を尊重した」と説明した。
 女川原発2号機は2月、原子力規制委員会の審査に合格。政府は3月、村井知事に地元同意を要請した。東北電は安全対策工事を終える2022年度以降の再稼働を目指す。
 東北電は「再稼働へ重要な判断がなされ、重く受け止める。引き続き安全性の向上に取り組むとともに、分かりやすく丁寧な情報発信に努める」との談話を出した。
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20201112_03.html


■11月12日・河北新報より

女川原発再稼働、最大のヤマ場越える 認可・安全工事残すのみ
 今年2月の審査合格から8カ月余り。東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働は、最大の障壁の一つだった地元自治体の同意を取り付け、今後は国の認可や2022年度完了予定の安全対策工事といった技術的なプロセスを残すのみとなった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から丸10年を前に、被災原発の再稼働が一気に現実味を帯びる。
 宮城県と2市町は11日、政府から要請があった「地元同意」に応じると同時に、東北電が安全協定に基づき申し入れた「事前協議」に了解することを決定。近く政府と東北電に伝達することで、再稼働の前提となる地元側の手続きが終結する。
 原子力規制委員会による新規制基準適合性審査は2月、基本設計に当たる「原子炉設置変更許可」の合格でヤマ場を越えた。今後は残る「工事計画」「保安規定」でそれぞれ認可を得るための審査が続く。
 今後のスケジュールは安全対策工事の進捗(しんちょく)が左右する。東北電は4月、完工時期を20年度から22年度に延期。海抜約29メートルへの防潮堤かさ上げ、原子炉格納容器の破損を防ぐフィルター付きベント(排気)装置の設置といった新基準対応の工事費は3400億円程度に上る。
 工事計画認可から5年以内にはテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の整備が必要で、工事費はさらに膨らむ見通しだ。
 女川2号機は福島第1原発と同じ「沸騰水型炉」。同型の日本原子力発電東海第2原発(茨城県)、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)も審査に合格しているが、どちらも地元同意の手続きが進まず、再稼働のめどは立っていない。
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20201112_02.html

■11月12日・河北新報より

4000人超が今も戻れず 南相馬の原発避難者、隣県の再稼働計画に「なぜ」
 当たり前の日常が東京電力福島第1原発事故で暗転して9年8カ月。「なぜでしょうね」。南相馬市から避難し、関東地方を経て仙台市に暮らす40代女性が語る。11日、東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働に示されたゴーサインに、避難者の苦難が忘れられたような寂しさを感じる。
 東日本大震災の翌日、2011年3月12日午後7時ごろ。津波被害を免れた高台の自宅で、夕飯の支度をしていた。不意にサイレンが鳴り響き、地域の全世帯を対象に避難の指示が出された。
 「何が起きているの?」。夫、小学生と園児の子どもたちと着の身着のままで車に乗り、大渋滞の中を福島市方面へと向かった。夜中に関東の親族から逃げて来るよう電話があり、今度はひたすら南下した。
 数日後、親族方で見たテレビの映像に衝撃を受けた。自宅から20キロほどの場所にある福島第1原発の建屋が爆発していた。
 南相馬での暮らしは豊かな自然と共にあった。住み慣れた自宅からは海が見えた。山では新鮮なタケノコやキノコが採れた。春には川沿いの桜並木がピンク色に染まり、夏に相馬野馬追を楽しんだ。
 地域が警戒区域に指定される直前、家族4人はわが家に足を運んだ。「おうちがあった」。自分の家がなくなったと思い込んでいた子どもたちが大泣きした。そこで告げた。「ごめんね。ここには帰って来られないからね」
 都会での日々になじめず、およそ半年で関東を離れた。放射能への不安や生活環境などを考慮し、新たな移転先に仙台を選んだ。空気の匂いがどこか南相馬と似ていた。
 子ども2人は友人や周囲の支えもあり、仙台での暮らしに順応していった。思春期を迎えた今、「人を助けられる仕事がしたい」と思い描いているという。母親として願う。「これから何かあってもくじけないでほしい」と。
 いつか夫と古里に戻りたいとは思う。ただ、知り合いが相次いで亡くなったことが気に掛かる。心筋梗塞、脳梗塞、がん…。原発事故との関係が分からず、不安が消えない。
 南相馬では今も4000人超が避難生活を続ける。隣県の宮城で粛々と進む再稼働計画を、女性は案じる。「福島の人たちが大変な思いをしているのに。恐ろしいことだと思います」
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20201112_05.html

コメント

コメントの投稿

   管理者にだけ表示を許可する